2016年度 台湾調査後半!

夏休み毎年恒例の、台湾調査についての報告です。
前半は永靖、後半は二水の調査を行いました。
今回は8/16〜8/20、二水についての報告です。
ちなみにホテルは田中で、二水へは毎日電車で通っていました。

二水はもともとあった旧市街と、1910年代に鉄道の開通によって新たに発展した新市街とが存在し、
その2つの市街地をつなぐように、廟や公共施設が建てられたということが事前の調査で分かっていました。
そこから先は実際に町を歩いて調査していきます。
まずは地積図に建物の間口と住所を記入していきます。
また、同時に分かりやすいよう、地積図のどの部分が道なのかを色付けしていきます。

その後は実測班と町歩き班とに分かれ、作業を進めて行きました。
実測班で日本時代に建てられたと思われる建物や、水路の上に建てられた建物を中心とした実測を、
町歩き班は町の三合院の位置のプロットや、インタビューを行っていきました。

日本時代に建てられた建物の実測の様子

水路の上に建てられた建物

夜は各班が調査した情報の報告、またそれを元に、
次の日の調査の計画を毎晩遅くまで議論しました。

毎晩の議論の様子

以上のように毎日充実した調査を行っていくことが出来ましたが、
町の計画に関する決まりが書かれた資料が運良く見つかった永靖と違い、
仮説立てや情報の整理が難しかったというのが、正直なところ。
現在も持ち帰ってきた情報を元に、作業を続けています。
この結果は来年の学会で発表することになると思うので、それまで気長にお待ちいただければ…。

協力して下さった二水の町のみなさま、有難うございました!

最後に写真をいくつか。

田中の夜市での青井家の様子

ホテルでくつろぐ寺、恭平さん、富さん

最終日の町歩きでポーズをキメるあっしーさん

ホテルにあった人形

毎晩通った定食屋さんでの集合写真

B4 河野