D班 2回目の発表

今回のゼミはM1林 B4青木、朝香の3人でした。


M1 林 「同潤会木造戸建分譲住宅から見た郊外住宅地形成史」

発表内容は経堂の勤人向け住宅のある世田谷区を過去の地図資料から見る変遷と
分譲当時の住宅の平面、立面、配置図などの図面資料。
さらに、職工人向けの川口の住宅を実際に行ったことと、住宅を購入した方に聞き取り
することで得られた情報の発表でした。
これからの発表でこれらの住宅の基礎情報(敷地面積、建築面積、施工者などなど)を整理し
その特殊性を知りたいと思いました。


B4 青木 「墓葬形態の変化、建築化から見る寺院景観の変容と新しいコミュニティの形成」

発表内容は近年の死亡者数や墓地数、納骨堂の数の推移などのデータや集合墓の経営主体や
デザインなどのデータをまとめたものの発表でした。墓地不足と低価格な埋葬の需要の増加に伴い
合葬式墓地が増加し、さらにネット上でバーチャルな献花等をするネット墓地といったものも現れている。

今回の発表を通じて、いままで墓地に対して抱いていた様々な疑問が溢れ出してきました。
例えば・「〜家先祖の墓」のようにかかれている墓でも自分の直系の何親等くらいまでいるんだろうか?
   ・自分の知らない先祖の墓地の土地は現在どういう状況なのだろうか?上に街があるのだろうか?
   ・墓地の経営は失敗することはあるのだろうか?もし、失敗したならどのような状況になるのだろうか?
   など、自分には「人の死」をどのようなタイムスパンで捉えるかによって疑問が絶えない感じがします。
次回の発表が楽しみです。


B4 朝香 「近代神社における外部装飾の地域性」

発表内容は主な研究対象である近江神宮とその周辺の神社を実際に見に行ったことによる考察でした。
近江神宮の様々な装飾が紹介されましたが、その空間の機能などの違いによってデザインに
驚くほど細やかな変化が付けられていました。また、近江神宮が建てられたのは1940年で
デザインを参照した対象が周辺の神社などからだけではなく、デザインの雰囲気が似ていることなどから
アール・ヌーヴォーなどの影響が見られる可能性を持っているというのが面白い点でもあり、難しい点でもあります。


来週に青井研チャリ部で伊豆へ輪行(自転車で旅行に行くこと)しに行きます。
MOA美術館の堀口捨己監修復元の「黄金の茶室」やブルーノタウト設計日向別邸など楽しみです。
そのことはいずれレポします。お楽しみに。

M3 ウチヤマ