前期ゼミ発表 B班2週目

今回はB4小塚,鈴木 M1野口 M2深町 D2陳さんが発表でした。


B4小塚 東京都大田区 町工場
今回は大田区の町工場の簡単な変遷。
もし前期の研究を卒業設計と結びつけるならば、設定した敷地のコンテクストを読む為のスケール感で
考えていかなければならないと思います。また、前回の発表で紹介していたデベロッパーが開発した
町工場と住宅の複合施設などをより深く調べると面白いアイディアや発見があるんじゃないかと感じました。


B4鈴木 東京の埋立地
都市がどのように形成されていくのかを何もない状態から追う為に埋立地を対象にして調べていく。
(ということだったはず…多分…)
研究対象である月島周辺は現在、タワーマンションが建ちならぶが、その足下には古くから残る建物が密集している。
自分の地元の千葉の美浜区という場所は埋立てから60年程度で月島に比べ新しい埋立地で、街の構造などが整然としてます。
しかし、去年の地震や建物の更新、大規模な開発などによって街の構造が変化しているように感じています。
それに比べ、月島では埋立てられてからの期間が長いので、より様々な街の変化や特徴などが読み取れると思います。
個人的にもかなり興味のある埋立地研究、応援しています。


M1野口 東京における木造密集市街地の形成史
発表内容はタイトルの通り東京における木造密集市街地について。
高度経済成長期に形成された木密は、現在も防災などの問題を抱えながらも残っている。
東京における「地域性」を発見する為に様々なアプローチを考えているよう。
難しいですが諦めずやりたい研究を頑張ってほしいです。


M2深町 1960〜1980年代の『主婦の友』の広告について
戦後、住宅金融公庫や住宅提携ローンなどが設けられたことで住宅が大量に供給された。
そして、急速な都市化など様々な要因があり人々の生活は大きな変化の中にあった。
その状況化で商品の広告を用いて様々なメーカーが提案していた生活のイメージをこの研究では追っていく。
この時代の広告には、今見るとなかなか正気とは思えない商品も多々あるが、それは当時競争を勝ち抜いた生活イメージが
現在一般化されているからで、競争の結果が違えば(パラレルな世界では)想像できないような生活をしていたのかもしれない。
レジュメに載せられた広告を見るだけでも年々変化があり、今後の作業からどのような情報が抽出されていくかが期待されます。


D2陳さん 交通の観点で非計画的な商業市街地-奮起湖
まず、改めて研究の概要の説明とタイトルの奮起湖という街について。
今回の発表で様々な言葉の意味が分かってきたことが自分にとっては大きな収穫でした。
「社」は原住民の集落を指す単語なのですが、もっと文明的な言葉のイメージを感じてしまうので
そういった所を確実に捉えていかないと海外の研究は難しいなと感じました。


今、速水清孝著『建築家と建築士 法と住宅をめぐる百年』という本を読んでいます。
建築士法制定までのやり取りなど、TBSあたりが三日間連続ドラマにすればいいんじゃないかってくらい熱くて面白いです!
法と住宅供給の関係性が分かるとみんなの研究の見え方がだいぶ変わるんじゃないかとブログを書きながら思いました。

M3 山内