調査前半終了その2
一部電子機器以外に大きな怪我や事故もなく、そこそこの成果物を持って帰ることができて一安心です。
私自身は初めてのフィールドワークで、多くのことを学んだ気がします。
新たにいくつかの視点を得られたと思うので、皆が帰ってきたら議論を重ねたいと思っています。
感傷に浸りつつ、振り返ろうかと…
吉貝上陸。美しい海に正面を向け、山に向かって集落が広がっています。
伝統的三合院は海の底から採取されたさんご石で作られています。
そのいかついテクスチャーと、モルタル塗、タイル張、トタンなどの様々なファサードが入り乱れる、生々しい集落に圧倒されました。
宿のご主人のご厚意で、船に乗せていただき、少し離れた島に、日本時代に建てられた灯台を見に行きました。
結局、全員頭まで海水に浸かりました(私含む)。
相撲トーナメントでは、大ボスが圧倒的強さを見せつけていました。
私が吉貝から持って帰りたかったふたつのもの。
声が超個性的な食堂のおばちゃんと、「海之冰」。
たらいに入ったスープ麺は最高に美味しかったです。
おばちゃんの声をお聞かせできないのと、味を伝えられないのと、海之冰の看板娘の姿が映っていないのが残念です。
たくさんの出会いと経験によって、素晴らしい2週間になりました。
この2週間に感じたこと、考えたことを忘れることなく、より濃いものにするために、作業を進めたいと思います。
調査後半組の安全と成功とを祈っています。
M1 森山