サブゼミa班・第二回

昨日は「セルフ・ヘルプ・ハウジング」班、二回目の発表でした。


前回の時点で、
「次回以降は非難を受けているターナーが自身の理念を記した著書、また建築雑誌「未来のスラム」特集などから柱を立て、過剰とも言えるデイヴィスの主張を相対化していく予定です。」
と書きましたが、
発表班メンバー間でのMTGを重ねた結果、今回はアジアでの事例紹介を中心とした『70,80年代のセルフ・ヘルプ住宅』を発表しました。

今回紹介したのは以下の事例。
・BUILDING TOGETHER(タイ)
・FREEDOM TO BUILD(フィリピン)
・B.I.C. BALI(バリ)
・コアハウジング(タイ)
・KIP(インドネシア
・OPP(パキスタン
・土地分有(タイ)


政府らによる公共住宅建設を通したスラム改善事業が中心だった60年代の政策を批判する形として、草の根の住民が主体となって進められるような事業が展開された70,80年代。
そこでは住宅をsupply(供給)する政府ではなく、住民の活動をfacilitate(促進する)する政府/政策が求められた。
それは具体的にはインフラ整備とか、資材、資金などであった。
このような潮流は前回触れたターナーの思想が影響しています。


この年代の政策は一週目で紹介した『スラムの惑星』では痛烈に批判されていました。
ただ、スラムは今も拡大している。
その状況に対して建築の側から出来る事は何か。


約一ヶ月半をおいての最後の発表の場では、かつてはスラムが存在していた東京がその後スラム問題を解決した流れを抑えつつ、盛り上がった議論が出来ればと思います!



大エースB4林を中心に、次回も気合い入れていこうと思いつつ、
ひとまずホルモン食べて打ち上がってきます!


(予告:次回はb班「創発論」です。創発って…?と思ったら来週のブログを是非お楽しみに!)

M1肥後