2010 Aoi lab Fieldwalk Vol.1

5月8日の日曜日(一週間経ってしまいましたが)、2010年度の新しいメンバーになってから初めてのFieldwalkでした。
場所は秋葉原がいいというリクエストがあり、ルートは、神田周辺の高架下建築など→肉の万世(昼食)→秋葉原街歩き(エレクトリックパサージュなど)→東京文化会館前川國男設計)→国立西洋美術館ル・コルビュジエ設計)→上野アメ横(空中寺)→キムチ横町といった感じでまわりました。



神田駅に集合し中央線側の高架下建築を街歩き。この辺りは去年青井研を修了した宮地さんの修論でも取り上げられており、もともとあった矩形の区画が並ぶ都市の上に鉄道の高架が暴力的に横切ることで、その区画が斜めに切られています。その様子がこの写真にうつる正面の区画でもわかります。



写真の建物は肉の万世(B1〜10Fのビルが丸々一つのレストランで階毎に取り扱う料理が違う。レストランというプログラムをオーバードライブさせたような建物)の足元にあったもので、中は自販機と駐車場(?)が収められている。内部の構造を素人が無理やり補強して保たれていて、補強材やトタンなどが雑に取り付けられていた。



実際に秋葉原を歩いてみると、ダイビルやAKIBA-ICHIといった再開発が印象に残るが、
その足元に更新されずに残る民家が目を引いた。
AKIBA-ICHIでコスプレの撮影会をパブリックな場でやっていたが、その中で
民家の観察をしている自分たちのほうが確実に異端だった。



その後歩いて、上野公園へ。
あらためて見る前川國男東京文化会館は、去年から読書ゼミなどを通して
モダニズム批判的な思考になっていたが、それをいったんどうでもよくするほどいい空間だった。



次に、ル・コルビュジエ国立西洋美術館
無料で美術館を案内してもらうツアーに参加することができたので案内してもらった。
近代建築の五原則から学び返す感じだったが、モデュロールを用いた内部空間の寸法などを
意識的に感じることで、モダニズム建築をあらためて考え直すきっかけになったと思う。


最後に、上野の研究をしている小松さんの案内で上野アメ横へ。
写真は「メイド・イン・トーキョー」に載っている「空中寺」。
最近のゼミで出た「キムチ横町」なども訪れたが、その日がちょうど祭りで人がいなかったりで
聞き込みはできなかった。

といった感じでした。今年最初のFieldwalkで至らないところもありましたがおつかれさまでした。

あと、写真のアップロードがうまくいかず大きさがバラバラになってしまっているかもしれません。
申し訳ないです。
山内