昨日のゼミ

全体ミーティング 10:30〜

昨日の発表は、B4:2人、M1:1人、D:1人、計4名の発表でした。


D:Kさん。ル・コルビュジエの宗教建築における光の現象と空間特質ー現象学的記述の試みー

建築空間における光の現れを現象学的立場から把握することを目的とした研究。
一言に光と言っても様々な概念があり、それを一つ一つ丁寧に整理、分類を行うとのこと。
今回、基本カテゴリーの説明として、言葉のニュアンスの違いで認識に差異が生まれ、
熱い議論が交わされていたが、頭にあるイメージをスライド(写真またはスケッチ)で提示していただければより皆の理解がより深まると思う。
次回の発表が楽しみ。


M1:Gさん。新宿周辺都市空間史

今回は、時代とともに劇的に変化してきた新宿と周辺の町並みをスライドにて紹介。
そんな地図どこにあるんですか?と聞きたくなるような代物まで拝見できた。(愚連隊の分布図、あれ欲しいです。)

スライドと共に新宿都市空間史をまとめた年表も配布され、基礎資料の生成も着実に行われていた。
今後は、西口副都心の研究に入るとのこと。


B4:Yさん。日本と東南アジアの民家の比較

水上居住と高床建築のまとめ。
浅川滋男先生の研究されている東アジア漂海民の家船居住に関する比較研究など、広い範囲の情報を非常に端的にまとめた資料であり、とても参考になった。

水上居住を追っていくとそこには、国家レベルの様々な問題が孕んでおり、年々減少してゆく家船(えぶね)を卒業設計で行う予定だった彼女は頭を抱えていた。が、個人的には突破口を見つけ挑戦してほしい。


B4:Aさん。Re design?

今回は『RE DESIGN』展覧会の趣旨を実際の作品を通して紹介。
また、展覧会の企画者、原研哉氏のデザイン哲学をまとめた内容。

やはり議論となったのは、この展覧会の趣旨をどう建築に落とし込むかということ。
はたして建築という複合的なものに、RE DESIGNは可能なのか・・・。
乞うご期待です。


皆さん、お疲れ様でした。

ここで一つ連絡事項。
再来週6/11のゼミは先生の授業の関係で、9時半開始です。
くれぐれも寝坊しないで、頑張りましょう。

木村