フィールドワーク  台湾

竹造家屋の調査のため、台湾に行ってきました。
7日に台湾入りし台南まで移動、8日-11日、13日-17日は台南を拠点にフィールドワーク、12日・18日はフリーで19日には台北の中央図書館でライブラリーワークを行い20日の午後に帰国というスケジュールでした。


竹×ダンス

竹の柱が踊ってます。
端など構造上大事な箇所にはなるべく真っ直ぐな竹材が使われ、他の箇所には安価な曲がっている竹材がコストを抑えるため使われています。
この曲がった竹材もバランスを保つために曲がっている方向を揃えたりと、考えて使われています。
このぐにゃぐにゃぐにゃと曲がった柱で成り立っていることが不思議でしたが、表情が豊かに見えてよかったです。



フィールドワーク×醍醐味

写真のように、必ずしもきれいな状態で調査対象は残っているわけではなく、足元も悪い中でくもの巣を払いながら調査をしてきました。中には倒壊寸前ではないかと思わせるものもありました。(もちろん十分に安全確認をしながら調査しました。)

すでに朽ちはじめている建物の記憶をこの調査で記録していると実感する瞬間でした。



ドア×ビール瓶の底

ドアの開閉を支える蝶番の役目を果たしているビール瓶の底。青井先生から話は聞いていたんですが、実物は初めて見ました。思わず笑ってしまうようなディテールです。


メトロ×コイン

台湾ではメトロに乗る時に切符ではなくコイン。

使い方はというと、入る時はコインをpasmoのようにかざして改札を通過。出る時には、改札の貯金箱のような穴にコインを入れると通過できるシステムでした。


台湾×水族館

フリータイムはもっぱら水族館巡りに費やしました。
・国立海洋生物博物館(アジアNO:1の規模と無水水槽が有名)
・海洋奇珍園(蔣介石がかつて使っていた核シェルターを利用したリノベーション型水族館)
・淡水館(淡水魚の水族館)

個人的には、国立海洋生物博物館の無水水槽が大迫力でよかったです。

写真↑は海洋奇珍園の入口です。
水族館とは思えないエントランスです。
なぜ水族館につくりかえたのか、今になって気になるところです。


FUJIHARASOTARO