ゼミ旅行2013/青森

―2日目―

ゼミ旅行2日目です!(本当に亀更新ですみません…!!)
昨日は遅い就寝でしたが、なんとか起きて出発です。

まず最初は、
『木村産業研究所』 前川國男(1932)

     

     

彼の尊敬したコルビジェの要素がたくさん詰まっています。
コルビジェの「水平連窓」だけは、当時の予算と技術では実現できなかったそうで、
前川國男としては無念に思っているかもしれません。


つづいて、
『蘭庭院栄螺堂』(1839)

     

     

     

内部は、狭くて蹴上げの小さい螺旋階段を上っていき、てっぺんの階段を下りると入り口に戻るようになっています。
正式には3周回って礼拝するのだとか。
中は暗くて、格子から入る外の光が印象的な空間でした。

一度に10人ほどしか入れないので交代で入ったのですが、一周して出てみると足の裏が真っ赤に…!!
あの赤い塗料は結構落ちやすいらしく、全員足の裏や靴下が真っ赤になってしまいました。笑


つづきまして、
弘前市庁舎』前川國男(1958)

広い市庁舎を案内していただきました!
     

     

     

     

     

屋上も見学させていただきました!
建物が古くなってきており、窓ガラスやサッシ、屋根の一部を改修する予定だそうで、
改修前に見学させていただけてよかったなと思っております。



弘前市仲町重要伝統的建造物群保存地区』(1978年選定)

重要伝統的建造物群保存地区(以下、伝建)には町屋が多いのですが、こちらは住宅地としての保存地区です。
弘前城の北側、旧追手門(現在の北門)のある北堀に沿って東西に伸びる亀甲町道とその北の大久保堰との間の平坦地に位置します。
中・下級武士や大身の家臣等の居住地でした。

     

     


弘前市斎場』前川國男(1984)

山に沿うようにゆったりした屋根が広がる斎場です。
斎場というと高い煙突の薄暗いイメージがありますが、ここには煙突はなく、すっと山に溶け込むようなおおらかさを持っていて、
ランドスケープがとても魅力的です。室内は、大きな窓から緑と自然光が入ってきて、人々の悲しみに寄り添うような空間でした。
     

     

     



本日もあいにくの雨でしたが、充実した一日でした!

3日目(最終日)につづく…


B4吉田