第3回ゼミ 研究内容発表 ーCグループー

はじめまして。今年度から青井研究室でお世話になりますM1の野口です。
青井研の広報担当になりましたので、これから度々登場させて頂くと思います。
みなさん宜しくお願いします!

それでは本題に入ります!
先週の木曜日にCグループのゼミ発表がありました。
今回はそのCグループゼミ発表の報告を行いたいと思います。

ゼミ発表者と順番はB4佐藤→B4倉石→M2森山さん→M1西村→M3山中さん(Skype!!)でした。


「イエと家族」 B4佐藤

少子化、高齢化など家族についての様々な問題には、生活の基盤となるイエが関係するのではないか。そして極論をいえば家に必要な機能は寝る場所であり、住宅形態の変遷から寝る場所がどう変化してきたのかを探るというもの。

レジメでは住宅史の簡単な変遷を表で紹介してくれて、とても勉強になりました。ですがプランの変遷をたどるだけでなくその先にどんな着眼点を見つけるのかなど、今後のどんな方向に進めるのか楽しみです。


「批判的工学主義から考える ーシェア・ノマド、そして新たな可能性とはー」 B4倉石

都市が工学科し均質的な風景が広がりつつあるなか、それを前提として現れる新たなライフスタイルとはなにか。また、そのような都市のスキマを埋めるように現れる動きにはどのようなものがあるのか。というもの。

事例として取りあげた「軒先.com」等の商業形態が日本で再出現した訳や、そういった業種の人たちの理想的な敷地条件とはどんなものなのかなど、そんな商業形態を知らなかった自分にとってはかなり印象的な話でした。ぜひインタビューをしてその報告を聞かせてほしいです。


三陸沿岸漁業集落の空間変遷 ー津浪、土木、産業、社会」 M2森山さん

M1から継続して行ってきた三陸漁業集落の研究で、参考文献として取りあげている山口弥一郎さんの論文についての発表でした。

三陸漁村の社会的な結合を津浪が切ってしまうという表現はどうなのか。三陸漁村では津浪がくるこというメカニズムがもともと組み込まれているのではないのか。というような議論が展開されました。
論文において3.11の震災をどのように扱う?のかは個人的にとても関心があり、期待をしています。


「商いから見た大阪駅周辺の都市変遷」 M1西村

終戦直後に形成された大阪駅前の闇市の名残がその後の法的規制等により駅周辺の地下へ埋め込まれ、現在まで続く独特な地下街を形成している。このような地下街がどのように形成されたのか、その変遷を明らかにするというもの。

駅周辺における管理組合、管理会社、行政との関係性や勢力関係など調査しなければならない内容がいくつもみえて、これからそれらのことを明らかにしてくれることが楽しみです。それと、西村君の発表を聞きながら”その場所らしさ”って難しいなとも感じました。。。


「イギリスにおける戦後復興期の都市組織の変容について:Case in London」 M3山中さん

戦災をうけた都市がどのように立ち直ったのかをロンドンを対象として都市組織レベルで調査する研究です。

ロンドンでの調査から、ロンドンの戦後復興は政策によって統制されていたので日本のバラック群のようなものは存在しなかったということが今回わかったので、今後論文をどのような位置づけにするのかがとても楽しみです。




今回のゼミはこんな感じでした。皆さんお疲れ様でした!
以上、これが野口の初報告でした。

※今回から現在イギリスに留学中の山中さんがゼミ、サブゼミに参加することになりました。参加の方法はなんとSkypeです。世の中何でも出来ちゃうもんだなとつくづく感じました。

M1ノグチ