Taiwan Days

8月10日、調査3日目となるこの日は鉄道に乗って少し遠出です。
目的地は嘉義

鉄道に乗ること約40分、嘉義に到着です。
それからさらに車に乗って、大渓厝という集落へ。
竹管厝がどれほど残っているか、楽しみです。


街の人に案内されたのは、ここ。

どう見ても、レンガ造です。
少し不安になります。


しかし、裏に回ると竹管と木、レンガの混構造の家屋が。

新発見!
ホース掛けとしても使える、竹の貫きです!!(笑)
以前ここに住まれた方のセンスが垣間見られます。


一言で竹管厝とは言っても、そのあり方はさまざまです。全て竹で作られた家屋もありますが、現在はわずかしか残ってないそうです。実際、今回の調査で出会った家屋の多くは木やレンガなどが部分的に使われた混構造のものでした。混構造の中でも、竹材の老化などの理由から他の材に取り替えられたものと、最初から混構造として作られたものがあります。


この日私達が訪ねた所は、構造材が必要に応じて徐々に他の材に取り替えられたのであろうと、推測されるものでした。


これは中の様子。


ちなみに、竹管厝が主流であった時代、台湾では家を建てるとき、職人は技術と知恵を貸すだけで、多くの作業(材料選び、土壁etc)が施主によって行われていたそうです。そこからは台湾の人々の家に込める思いがひしひしと感じられました。しかし、それももう昔のことで、今は廃墟同様になってるものも少なくないということが残念に思えました。


U4 SunMiyoun