読書ゼミ

出だしが遅れてしまいましたが、いよいよ明治大学青井研が本格始動しました。


まずサブゼミ(読書ゼミ)として名著「錯乱のニューヨーク」を皆で読み進めることになりました。


錯乱のニューヨーク (ちくま学芸文庫)

錯乱のニューヨーク (ちくま学芸文庫)


まさかの1限出勤・・・!
始まる時点でほぼ全員がこの本を未読という恥ずかしい状態でしたが、皆で議論しながら読み進めることでより深い理解につなげたいと思います。


初回の本日は序章・前史の部分。最初なのでゼミの今後の方針を決めた上でのスタートでしたが、皆予備知識や基礎知識が不足していて、ほとんど青井先生による授業になってしまいました。。。完敗。


近代建築思想が浸透せずに資本主義が支配していた都市の架空のマニフェストを、ゴーストライターの立場から書き留められた本著。これがコールハースの全キャリアのデビュー作だというのだから驚きです。比喩表現がなかなか難しく、そのたびに足を止めて議論をしなくてはならない状態ですが、それでもこの本にコールハース自身のスタンスが描かれているとするならば、それを読み解くことは我々建築を学んでいる人間にとって避けられないものでしょう。


前期いっぱいを使って、本ゼミと同時進行で進めていく予定です。


M1 miyachi