【2014神戸学会】学会発表

引き続き神戸の学会の報告です。



今年度は昨年に引き続き青井研究室としては4本、陳さん個人で1本、合計5本の論文を発表しました。



青井哲人他  「台湾濁水渓河系における都市立地と田中市街地の形成・変容 その1 濁水渓河系内における都市の立地と類型」
・笠巻優也他  「台湾濁水渓河系における都市立地と田中市街地の形成・変容 その2 東螺の分裂と田中央の建設」
・佐藤あやな他 「台湾濁水渓河系における都市立地と田中市街地の形成・変容 その3 田中市街の初期景観と建物類型」
・倉石雄太他  「台湾濁水渓河系における都市立地と田中市街地の形成・変容 その4 田中市街における町屋の更新過程」

・陳穎禎「阿里山原住民地域における十字路商業空間ネットワークの形成に関する研究」


発表は3日目、9/14の11:33から、歴史意匠分野で行いました。
私たちの発表の前に陣内研の発表が2本、そのあと青井研が4本連続のセッションでした。
小さい教室にいっぱいに、予想以上にたくさんの人が発表を聞いていて、
前の方の席には、錚々たる先生方が揃っていてとても緊張してしまいました。



今回の発表では昨年調査を行った台湾田中についてのものでしたが、
その1では、台湾全体を俯瞰したなかでの、中国との関係、濁水系河系の中での田中の位置づけについて。
その2では、濁水系河系で幅を利かせた人物とその建街との関係について。
その3では、現在の田中の景観と台帳類から予想される初期の街の景観について。
その4では、初期田中の景観から現在までの更新過程に関する考察。
という内容で発表しました。



未だ調査中の事も多く、推測の範囲を出ないことも田中についてはまだありましたが、
ひとまず昨年の調査まででわかったことから考察されることをまとめました。
いくつかご質問もいただき、研究室で行っていることを少しは理解していただくことができたかなと思いました。
(質問に答える笠巻の姿が、とても頼もしかったです!)




来年の学会発表は、今年の沙仔崙の調査について発表するようなので、
今後この議論、発表がさらに発展していくことを願っています。



最後に、今回学会に来ていたメンバーでの集合写真。
発表メンバー+たくまさん・ゆげた
(ぐれさんがいないですが...)



藤村さんがツイッターでも仰っていましたが、大学が研究機関だと
ひしひしと実感できる良い機会でした。
自分の研究にもつなげたいと思うような刺激もたくさん受けました。
青井先生の師匠、布野先生とも一緒に飲みに行くことができました。

3日間、楽しかったです。


M2 さとうあやな