建築家とは何か 堀口捨己・神代雄一郎展

研究室をあげて、春休みいっぱい精力を投入してきた「建築家とは何か 堀口捨己・神代雄一郎展」がいよいよはじまりました!



入念に準備してきたつもりでも、いざ設営すると予想外のことはたくさん起こるもので、いかに現場で柔軟に動けるかがかなり重要でした。

設営前の様子。
 

設営の様子。
 



直前までばたばたしていましたが4月20日、なんとか開催にこぎつけました!

展示の様子。
 




そして先日21日にギャラリートーク「神代雄一郎がデザインサーヴェイで見ようとしたもの」が開催されました。

40名分ほどあった席も満席になり、沢山の方にご来場いただきました。

 

ギャラリートークは、神代研OBの松本勝邦先生と宇佐美親夫先生をお呼びしてお話を伺いました。

デザインサーヴェイを実際にやったお二人から、その時撮った写真や資料を見ながら当時の町の様子や、どのようにしてサーヴェイをしたか、神代先生がどのように指導していたかなど、貴重なお話を聞くことができました。



たった1週間ですべての家を実測して、帰ってきたあとに緻密な成果物を作り上げるのに、ものすごい技術とエネルギーが注がれていること

それを支えていたのは神代先生のコミュニティをとらえようとする熱意とそれを理解する学生たちであったこと

建物の調査というよりは、神代先生のデザインサーヴェイはコミュニティ、祭りの調査であったので、町全体をとらえることで建物と建物の位置関係や余白によって生まれてくるアクティビティを見る視点によってこの図面が描かれているということ

などがお話を聞いて印象深く、またこの点は特に、自分たちの行った台湾サーヴェイと重ね合わせて聞いていました。

図面を描くということとはどういうことであるのかということをもう一度を考えさせられました。


当時の思い出話なども沢山していただき、とても楽しいギャラリ−トークでした。




さて、28日はシンポジウム「建築家とは何か 堀口捨己・神代雄一郎の問い」が開催されます。

分離派、巨大建築論争につづく、熱い議論がリバティホールでされます!

みなさまお誘いあわせの上、展覧会と合わせてぜひ足をお運びください。

日 時:2013年4月28日(日)13:30〜18:00

会 場:駿河台キャンパス リバティホール(リバティタワー1F)

基調報告:藤岡洋保(東京工業大学

       :青井哲人明治大学

コメント:磯崎新磯崎新アトリエ

ディスカッション:

     ケン・タダシ・オオシマ(ワシントン大学

     日埜直彦(日埜建築設計事務所

     藤村龍至東洋大学

     天内大樹(東京理科大学

主 催:明治大学理工学部 建築学

入場無料・申込不要(約470名)


Twitter@horiguchikojiro


M1 さとう あやな