6/17のゼミ

どうも。本日のゼミ内容紹介します。今日は4年生3人、修士2年2人の発表でした。


B4 森 「建築細部からみる擬洋風建築」

擬洋風建築のディテール(柱のオーダー)を観察、類型化。地域ごとにオーダーの種類が偏るというようなことはなくバラバラに展開していることがわかった。

西洋のディテールが日本の在来構法をどのように利用、応用してつくられているか。また、ぶつかっているのか。それを細やかに調べられたら面白いのではないか?

B4 藤原 「公衆トイレの今後の可能性」

新宿の公衆トイレとその利用者アンケートから読み取れるデータ、新宿のトイレのデザインとアキバの有料公衆トイレの紹介。

アキバの有料トイレは区が運営し、JTなどの企業も参入し休憩コーナーや情報コーナーを持ち合わせトイレの受付まである。

ゼミ後、駅のトイレの面積にしては便器の数が少ないので特別なトイレをコンセプト的に扱ったメディアライブラリなのではないかと訪ねたら、あくまでも「公衆トイレ」とのこと。最近のトイレ空間は多様です。

B4 清水 「建築装飾について」

アーツ・アンド・クラフツ、アール・ヌーヴォーアール・デコの流れの中で装飾がどのように建築から乖離していったのかを探る。

その流れの中で、装飾を構成してた要素(付加性、形式性、世界観的前提、表面性)などがどのように変化、乖離していったか発表。

この研究が卒業設計でどのようなメッセージとなっていかされるか楽しみです。すごくしっかりした発表でした。

M2 菅原さん 「日本近代建築家の室内・家具 〜工芸指導所から70年代まで〜 」

今回の発表では工芸指導所の設立の流れから、ブルーノ・タウトの批判による影響や、第二次世界大戦時の木製飛行機の試作や進駐軍家具の生産などについて。

M2 映介さん 「地下街における防災の観点から見た接続」

接合部は地下という閉鎖空間からの脱出口としての役割を持つため、防災の観点から形態が決定されている。なので、法規制によって接合部の形態に変化が起きるという内容の発表。

今回の発表内容をふまえた上で新宿の地下空間を調査したら細かなことが分かり面白そうです。

以上です。おつかれさまでした。

山内