今日のゼミ

全体ミーティング 10:30〜

今日の発表は、B4:3人、M1:2人、D:1人、計6名の発表でした。
その後、ゼミ旅行&Aoi lab. field walk vol.1 についての話し合い。


はい。まず研究発表。


M1:K君。闇市のつくった風景(仮)
思い切って前回とは研究テーマを変えてきた。
戦後各地に現れた闇市は、今日の商店街・横丁としてその姿を残している。かつて闇市が出現した、新宿、秋葉原、池袋、下北沢、吉祥寺などの街は今日もなお独特な魅力を持ち、人々を惹き付ける街である。
そういった都市の固有性を闇市はつくり出した、と考えた上での研究は、都市サーヴェイと同時並行して行うと、非常に面白いものになりそうだ。


B4:Oさん。秦野周辺史ー小田急線沿線ー
明治後期からの秦野周辺の交通網を歴史的変遷を追って調査してきた。
秦野という地域が、研究テーマとして取り上げられるだけの、魅力・ポテンシャルをもっているのか。その辺りを示すことが必要だろう。


B4:M君。Steven Holl
卒業設計に活かすことを視野に入れた、建築家スティーブン・ホールの「光と孔」の研究。とにかく、本人も理解できていない、難しい内容であった。
今日の発表と批評をバネにして頑張ってほしいと思う。テーマを変えるのか。調査・研究軸を変えるのか


B4:Sさん。バブル建築・都市論(仮)
1980年代後半から90年代始めに至る「バブル経済」、円高・金融緩和による好景気を背景に至る所で大規模開発計画が起こった。それと相俟って、モダニズムからポスト・モダニズムへと移変する建築界の動向の活発化。
この時期の開発事業によって計画された実際の都市を選定、文献調査・フィールドワークを遂行し、「大規模開発」と「ポスト・モダニズム」の関係を調べ、再評価することが目的。
「大規模開発」と「ポスト・モダニズム」どちらに重きを置き、研究の軸を明確化することが必要であると感じた。


この発表時に面白い話が出た。大阪や京都など関西には、安藤忠雄高松伸若林広幸などポストモダン建築ひしめく地域がある。しかし、関東にはそういった場所が全く思い当たらないということ。


では、はい次。


M1:W君。地下空間の形成と歴史 ー新宿地下街を事例としてー
新宿における、東側と西側の都市の発展の時期的ズレは、結果として今日の新宿界隈に見られる強い二面性をつくりだした。
地上がそういった二面性を保有する一方で、新宿の地下空間は線路によって分断されることなく四方八方へ時間と共にどんどん広がっていく。
非常に曖昧なその空間は駅であり、商業空間であり、道であり、またもう一つの都市のようであるように感じられる。地上とは異なり、様々な側面を内包している。
その地下空間のビジュアル的資料がなかなかないらしい。フィールドワークと共に、自信で作成していくことが必要か。


D:Kさん。ル・コルビュジエの宗教建築における光の現象と空間特質ー現象学的記述の試みー
先日ヨーロッパの現地調査から帰国したKさん。そこで今日は、その時のスライドを発表。
いろいろと研究方法について討論になりました。
発表後、背中が寂しげだったので、この話はここまでに・・・
スライド面白かったですよ!カレとか。



お疲れ様でした。
よくデータが消えるエースケ、これからは気をつけて。
大津さんの時たま出る「ございます」あれおもろいっす。

しかし、2時限で6人の発表は濃厚です。長くなったのでイベントは別でアップ。



MAS∀KI